ネット賭けマージャン覚えたての相手に有効なイカサマを使って電車代を稼ぐ。
ネット賭けマージャンと言えば、学生時代を思い出す。少ない小遣いやバイト代などをチマチマ賭けていた記憶がある。5時間打っても1000円程度しか動かない。が、少年にもある男のプライドはたっぷりと賭けられていた。
さて、覚えたての4人が集まれば、1000円しか動かない場で毎回利益を上げるのは難しそうであるが、案外そうでもない。実は初心者にはバレないイカサマが複数個存在し、私はそれを使用していた。
名前自体は有名な技であろうが、その使用タイミングと共に当時を振り返りたい。
皆、覚えたてなので、当然、理牌をする。そのタイミングで、自分の山の右端に置いておいた赤ドラ3つ、または中×2と白、発と、自分のいらない牌4つをすり替える「ぶっこ抜き」である。
これは3局に1度以上の頻度で利用していた。
加えて、厳密にはイカサマではないのだろうが、自分の場所のサイコロの目を覚えておき、裏ドラを予め知っておくという「裏ドラ暗記」も効果があった。自分が裏ドラ該当牌を独占しているなら攻めの麻雀が打てる。
こんな単純な方法だが、私はアベレージで700円の+で続けていけた。
その金額は、当時の私の家から場の開かれる友人宅への電車代の、丁度往復分であった。